日本映画 『手紙』

読んでから観るか?観てから読むか?

東野圭吾原作のこの映画、今回は映画が先になりました。


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親の居ない兄弟。兄は弟の学費を稼ぐため働くが
重労働で腰を痛め解雇されてしまう。
困った兄は窃盗目的である家に忍び込むが
家人に見つかり誤って刺し殺してしまう。
兄の犯した罪のせいで、弟は進学を断念。
住まいも仕事も転々としなければならない生活が続く。
毎月兄からは手紙が届く。
塀の中の兄にとって、たった一人の肉親である弟との手紙の交換は
唯一の楽しみであり慰めだった。
しかし、弟に届く兄からの手紙には小さなピンク色の桜のマークが印されている。
「検閲」のマーク。
「人殺しの弟」「殺人者の家族」
その事実が弟の人生を押しつぶす。

兄・・・・・・・玉山鉄二
弟・・・・・・・山田孝之
       沢尻エリカ
       吹石一恵        他




山田君はテレビドラマ「白夜行」に続き

2度目の東野作品の主役ですね。

どちらも非常に重い役柄です。

本人もインタビューで言ってるように、辛い役ばかりでしんどかったでしょうね。

今回、観るのが先で原作を読んでいないのですが

読んでから観た夫に言わせると、かなりアレンジしてあるとか。

1冊の本を2時間に納めるのだから無理も無いです。

前半はただただ暗い表情の山田君にちょっと気持ちもたるんでしまったのですが

後半徐々に気持ちが盛り上がり

挿入歌の小田さんの「言葉にできない」が流れ始めた頃から

涙がボトボトと。。。。。。。。。。。。


生きていくって本当に辛い。

ましてや家族の罪を背負って生きるのは

出口の無い真っ暗なトンネルの中を歩くようなもの。

罪を犯した本人は、塀の中に隔離され不自由な生活とはいえ

世間の冷たい目からは保護されて生きているようなものかもしれません。

加害者の家族もまた、ある意味被害者なんですね。

映画の中にあるこのセリフは胸にこたえます。


差別の無い国を探すんじゃない。君はここで生きていくんだ。


逃げても逃げても現実は追いかけてくる。

だったら真正面から向き合って生きていくしかない。

これが現実ですね。

心にずっしり来る作品でした。



一つ文句を言わせてもらうと。

山田君を支える役で沢尻エリカが出ているのですが

このキャラクターには不向きです。可愛いすぎる。

もっと、見た目は×だけどハートは暖かくて力強い女性。

そんな風貌の女性じゃないと説得力が無いです。